「肩が上がらない」「夜、肩の痛みで眠れない」そんな五十肩の症状でお悩みではありませんか? 放っておくと日常生活に大きな支障をきたす五十肩は、早期発見・早期治療が重要です。この記事では、五十肩の初期症状から進行具合による症状の変化、原因、放置した場合のリスク、そして整体院での効果的な治療法まで詳しく解説します。さらに、症状を和らげるセルフケアや整体院選びのポイントもご紹介します。逗子駅徒歩4分 たなごころ整体院 逗子葉山店のこの記事を読むことで、五十肩の正しい知識を身につけ、適切な対処法を知り、痛みや不安から解放されるための第一歩を踏み出せます。もう五十肩の痛みで我慢する必要はありません。専門家による適切な治療とセルフケアで、根本改善を目指しましょう。
1. 五十肩の初期症状を見逃さない!
五十肩は、肩関節周囲の炎症や組織の老化などが原因で発症する、肩の痛みや運動制限を特徴とする疾患です。正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。 初期症状は比較的軽微な場合が多く、見過ごしてしまう方も少なくありません。しかし、早期発見・早期治療が改善への近道です。五十肩の初期症状を正しく理解し、少しでも異変を感じたら早めに専門家へ相談しましょう。
1.1 こんな症状ありませんか?早期発見が大切です
五十肩の初期症状は、他の肩の疾患と似ている場合もあり、自己判断は禁物です。以下の症状に心当たりがある方は、五十肩の可能性があります。少しでも気になる点があれば、お気軽に整骨院にご相談ください。
症状 | 詳細 | 日常生活への影響 |
---|---|---|
1.1.1 腕を上げづらい | 洗濯物を干す、高い所の物を取るなど、腕を上げる動作が困難になります。特定の方向に腕を動かすと痛みが増すこともあります。最初は軽い違和感程度であることが多く、肩こりや筋肉痛と勘違いしやすいので注意が必要です。 | 洗濯、掃除、着替え、車の運転など、日常生活の様々な動作に支障が出始めます。 |
1.1.2 肩の痛みで夜も眠れない | 特に夜間や安静時に痛みが増強するのが特徴です。寝返りを打つだけでも激痛が走り、熟睡できないこともあります。痛みのために目が覚めてしまうと、日中の活動にも影響を及ぼします。 | 睡眠不足による倦怠感、集中力の低下など、日常生活に様々な悪影響を及ぼします。 |
1.1.3 服の着脱が困難 | 腕を後ろに回す動作が難しくなるため、服の着脱に苦労するようになります。特に、ブラジャーのホックを留めたり、セーターを着たりする際に痛みや引っかかりを感じます。髪を結ぶ、帯を締めるといった動作も困難になることがあります。 | 着替えに時間がかかったり、一人で着替えができなくなったりすることもあります。 |
1.1.4 肩の違和感、こり | 肩に漠然とした違和感やこりを感じることがあります。肩こりと勘違いしやすい症状ですが、放置すると痛みが強くなる可能性があります。肩を回すとゴリゴリと音が鳴ることもあります。 | 日常生活に支障が出るほどではないものの、違和感や不快感が続きます。 |
1.1.5 腕のしびれ | 肩の痛みだけでなく、腕や手にしびれを感じることがあります。神経が圧迫されることで起こる症状で、放置すると悪化する可能性があります。特に、夜間や朝方にしびれが強くなることがあります。 | 細かい作業がしにくくなったり、物を持つ力が弱くなったりするなど、日常生活に支障をきたすことがあります。 |
これらの初期症状は、五十肩の進行とともに悪化していく傾向があります。早期に適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指せる可能性が高まります。少しでも気になる症状があれば、我慢せずに専門家にご相談ください。
2. 五十肩の進行具合で症状は変化する
五十肩は、症状の進行具合によって大きく3つの時期に分けられます。それぞれの時期によって特徴的な症状が現れるため、ご自身の状態を把握し、適切な対処をすることが重要です。
2.1 急性期(炎症期)
発症から約2週間~3ヶ月程度続く時期です。この時期は、炎症が強く出ているため、安静を第一に考えましょう。強い痛みと可動域制限が主な症状です。
2.1.1 激痛と可動域制限
安静時でもズキズキとした痛みが続きます。特に夜間は痛みが強くなり、睡眠を妨げられることもあります。腕を上げたり、回したりする動作が困難になり、日常生活にも支障をきたします。髪を洗う、服を着脱する、高い所の物を取るといった動作が難しくなります。また、肩だけでなく、首や背中にまで痛みやしびれが広がることもあります。
症状 | 詳細 |
---|---|
痛み | 安静時痛、夜間痛、動作時痛など |
可動域制限 | 腕を上げる、回す、後ろに回すなどの動作が制限される |
炎症 | 肩関節周囲の炎症により、熱感や腫れが生じる場合もある |
関連痛 | 首や背中に痛みやしびれが広がる場合もある |
2.2 慢性期(拘縮期)
発症から約3ヶ月~6ヶ月程度続く時期です。急性期に比べると痛みは軽減されますが、肩関節周囲の組織が硬くなり、可動域制限が強く残るのが特徴です。肩が固まってしまい、腕を自由に動かせない状態が続きます。日常生活動作にも制限がかかり、不便を感じることが多いでしょう。
2.2.1 痛みは軽減するが、可動域制限が残る
急性期のような激しい痛みは治まりますが、動かす際に鈍い痛みを感じることがあります。肩関節の動きが悪いため、腕を上げにくかったり、背中に手が回らない、服の着替えが困難などの症状が続きます。肩関節周囲の筋肉が硬くなり、拘縮と呼ばれる状態になります。この拘縮が可動域制限の主な原因です。放置すると関節が癒着し、さらに可動域が狭くなる可能性があります。
症状 | 詳細 |
---|---|
痛み | 動作時痛、鈍痛など。急性期に比べて軽減 |
可動域制限 | 肩関節の動きが制限され、日常生活に支障が出る |
拘縮 | 肩関節周囲の筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなる |
2.3 回復期(回復期)
発症から約6ヶ月~1年程度続く時期です。徐々に肩関節周囲の組織が柔軟性を取り戻し、可動域が改善していきます。痛みもほとんど消失し、日常生活も以前のように送れるようになります。ただし、回復には個人差があり、数年かかる場合もあります。
2.3.1 徐々に可動域が改善
肩の痛みはほぼ消失し、可動域も徐々に広がっていきます。日常生活動作も問題なく行えるようになります。しかし、再発を防ぐためにも、適切なストレッチや運動を継続することが重要です。無理な動作を避け、肩関節に負担をかけないように注意しましょう。また、定期的に整骨院でメンテナンスを受けることもおすすめです。
症状 | 詳細 |
---|---|
痛み | ほとんど消失 |
可動域制限 | 徐々に改善 |
再発予防 | 適切なストレッチや運動、整骨院でのメンテナンスが必要 |
五十肩は自然に治癒するケースもありますが、適切な治療やケアを行うことで、よりスムーズに回復に向かうことができます。早期に専門家である整体院に相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。
3. 五十肩の原因とは?
五十肩の明確な原因は未だ完全には解明されていませんが、加齢に伴う変化や生活習慣、その他様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。主な原因として下記のものがあげられます。
3.1 加齢による組織の老化
年齢を重ねると、肩関節周囲の筋肉や腱、靭帯、関節包などの組織が老化し、柔軟性や弾力性が低下します。これにより、肩関節の動きが制限され、炎症や痛みが発生しやすくなります。 特に、40代以降は組織の老化が顕著になるため、五十肩の発症リスクが高まります。
3.2 肩関節周囲の炎症
肩関節周囲の組織に炎症が生じると、痛みや腫れ、熱感などの症状が現れます。炎症の原因としては、使い過ぎや外傷、姿勢不良、冷えなどが考えられます。 炎症が長引くと、組織の癒着や拘縮が起こり、肩関節の可動域が制限されます。腱板炎や滑液包炎などは、五十肩の症状を悪化させる要因となります。
3.3 運動不足
運動不足になると、肩関節周囲の筋肉が弱くなり、関節の安定性が低下します。その結果、肩関節に負担がかかりやすく、炎症や痛みが発生しやすくなります。 また、血行不良も起こりやすくなり、組織の修復が遅れ、五十肩の症状が長引く原因となります。
3.4 不良姿勢
猫背や巻き肩などの不良姿勢は、肩甲骨の位置がずれ、肩関節に負担がかかりやすくなります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、不良姿勢を助長し、五十肩のリスクを高めます。また、不良姿勢は肩関節周囲の血行不良も引き起こし、組織の修復を遅らせる要因となります。
3.5 その他の要因
上記以外にも、五十肩の発症には様々な要因が関与していると考えられています。例えば、糖尿病や甲状腺機能低下症などの内分泌疾患、更年期障害、精神的なストレス、遺伝的要因などが挙げられます。下記の表にまとめました。
分類 | 要因 | 詳細 |
---|---|---|
内分泌系疾患 | 糖尿病 | 高血糖状態が血管や神経にダメージを与え、肩関節周囲の組織の修復を阻害する |
その他 | 更年期障害 | 女性ホルモンの減少により、自律神経のバランスが乱れ、肩こりや痛みが悪化しやすくなる |
精神的ストレス | ストレスにより、筋肉が緊張し、血行不良が起こり、肩関節周囲の組織への酸素供給が不足する | |
遺伝的要因 | 家族歴 | 両親や兄弟に五十肩になった人がいる場合、発症リスクが高まる可能性がある |
これらの要因が単独または複数組み合わさって、五十肩を発症すると考えられています。 自分自身ではどの要因が大きく関わっているのか判断することは難しいので、専門家に見てもらうことをお勧めします。
4. 五十肩になりやすい人の特徴
五十肩は誰にでも起こりうる疾患ですが、特に以下の特徴に当てはまる方は注意が必要です。これらの特徴を持つ方は、日常生活の中で肩への負担を軽減する工夫や、定期的なストレッチなどを心がけることで、五十肩の発症リスクを低減できる可能性があります。
4.1 年齢
五十肩は名前の通り50歳前後の方に多く発症しますが、40代から60代に多く見られます。加齢に伴い、肩関節周囲の組織の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなることが原因の一つと考えられています。40代に発症する場合は「四十肩」、60代に発症する場合は「六十肩」と呼ばれることもあります。
4.2 性別
統計的に、五十肩は女性に多く発症する傾向があります。女性ホルモンの変動が肩関節周囲の組織に影響を与えるという説や、男性に比べて筋肉量が少ないため肩関節が不安定になりやすいという説など、様々な要因が考えられています。閉経後の女性は特に注意が必要です。
4.3 生活習慣
4.3.1 デスクワーク
長時間のパソコン作業やデスクワークは、肩関節周辺の筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こします。同じ姿勢を長時間続けることで、肩関節の柔軟性が低下し、五十肩を発症しやすくなります。こまめな休憩やストレッチを心がけましょう。
4.3.2 運動不足
運動不足も五十肩のリスクを高める要因の一つです。適度な運動は、肩関節周囲の筋肉を強化し、柔軟性を維持するのに役立ちます。運動不足によって筋肉が衰えると、肩関節が不安定になり、損傷しやすくなります。
4.3.3 睡眠不足
睡眠不足は、体の回復機能を低下させ、炎症を悪化させる可能性があります。質の良い睡眠を十分にとることは、五十肩の予防と改善に重要です。
4.3.4 ストレス
ストレスは自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高めます。肩こりや首こりを悪化させ、五十肩の発症リスクを高める可能性があるため、ストレスを適切に管理することが大切です。
4.4 既往歴
4.4.1 糖尿病
糖尿病の方は、末梢神経障害や血管障害のリスクが高く、これらの症状が五十肩の痛みや炎症を悪化させる可能性があります。血糖値を適切にコントロールすることが重要です。
4.4.2 甲状腺疾患
甲状腺機能低下症は、全身の代謝を低下させ、筋肉や関節の stiffness を引き起こすことがあります。甲状腺ホルモンのバランスを整えることで、五十肩の症状を改善できる可能性があります。
4.5 その他の要因
上記の他に、遺伝的要因や過去の肩の怪我、肩関節の形状なども五十肩の発症に影響を与える可能性があると考えられています。また、冷え性の方は、血行不良により肩関節周囲の組織が硬くなりやすく、五十肩のリスクが高まる可能性があります。
特徴 | 詳細 |
---|---|
年齢 | 40代~60代に好発 |
性別 | 女性に多い |
生活習慣 | デスクワーク、運動不足、睡眠不足、ストレスなど |
既往歴 | 糖尿病、甲状腺疾患など |
その他 | 遺伝的要因、過去の肩の怪我、肩関節の形状、冷え性など |
5. 五十肩を放置するとどうなる?
五十肩を放置すると、肩の痛みや可動域制限が悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。初期症状が軽度だからと安易に考えて放置せず、早期に適切な治療を受けることが大切です。以下に、五十肩を放置した場合のリスクを詳しく解説します。
5.1 日常生活への支障
五十肩が進行すると、腕を上げる、後ろに回すといった動作が困難になります。着替えや髪を洗う、高い場所の物を取るといった日常動作にも支障が出て、生活の質が著しく低下する可能性があります。例えば、洗濯物を干す、車の運転をする、電車でつり革につかまるといった動作も困難になり、日常生活に大きな制限がかかります。
5.1.1 日常生活動作の制限
動作 | 支障 |
---|---|
着替え | シャツを着たり、下着をつけたりする動作が困難になる |
髪を洗う、整える | 腕を上げて洗髪したり、ドライヤーをかけたりするのが困難になる |
睡眠 | 肩の痛みで寝返りがうちづらく、睡眠不足に陥る |
入浴 | 体を洗う、シャンプーをするといった動作が困難になる |
食事 | 箸やフォークを使って食事をするのが困難になる場合もある |
トイレ | トイレットペーパーを使う、ズボンを上げ下げするといった動作が困難になる場合もある |
掃除 | 掃除機をかける、高い場所の掃除をするといった動作が困難になる |
買い物 | 重い荷物を持つのが困難になる |
5.2 痛みの慢性化
初期の五十肩は炎症による痛みが主な症状ですが、放置すると炎症が慢性化し、痛みが持続するようになります。常に肩に鈍痛があり、夜間も痛みで目が覚めるなど、日常生活に常に悩まされることになります。また、痛みをかばう動作を続けることで、他の部位にも負担がかかり、二次的な痛みを引き起こす可能性も懸念されます。
5.2.1 痛みの悪循環
五十肩の痛みを放置すると、肩を動かすことが怖くなり、さらに動かさなくなります。すると、肩関節周囲の筋肉が硬くなり、関節の動きが悪化し、痛みがさらに増強するという悪循環に陥ります。この悪循環を断ち切るためには、早期に専門家による適切な治療を受けることが重要です。
5.3 他の疾患のリスク増加
五十肩を放置することで、肩関節周囲の筋肉が硬くなり、肩関節周囲炎や腱板断裂といった他の肩関節疾患のリスクが高まる可能性があります。また、肩の痛みをかばう動作を続けることで、姿勢が悪くなり、猫背や首こり、肩こり、腰痛などの症状を引き起こす可能性も懸念されます。さらに、日常生活動作の制限から運動不足になり、生活習慣病のリスクも高まる可能性があります。
5.3.1 関連する疾患
- 腱板断裂
- 肩峰下滑液包炎
- 石灰沈着性腱板炎
- 頸椎症
五十肩は自然治癒することもありますが、放置すると上記のようなリスクがあります。早期に整骨院を受診し、適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指しましょう。
6. 整体院での五十肩治療
五十肩の痛みや可動域制限でお悩みの方は、専門家による施術を受けることで症状の改善を目指せます。整体院では、五十肩の症状に合わせた適切な治療を提供しています。
6.1 五十肩の症状に適切な施術
整体院では、五十肩の症状に合わせて様々な施術を組み合わせ、患者さん一人ひとりに最適な治療プランを提供します。主な施術方法には以下のものがあります。
6.1.1 手技療法
熟練した施術者による手技療法は、肩関節周囲の筋肉や靭帯の緊張を緩和し、血行を促進することで痛みを軽減します。代表的な手技療法には、関節モビライゼーション、ストレッチなどがあります。
- 関節モビライゼーション:肩関節の動きを滑らかにし、可動域を広げる
- ストレッチ:筋肉の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズにする
6.1.2 電気療法
電気療法は、低周波や高周波の電気を用いて、痛みの緩和や炎症の抑制、治癒促進を図る方法です。五十肩の急性期に有効な場合が多く、痛みが強い場合に用いられます。
- 低周波治療:筋肉の収縮を促し、血行を改善
- 高周波治療:温熱効果で筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減
6.1.3 運動療法
運動療法は、肩関節の可動域を改善し、筋力強化を図ることで、五十肩の再発予防にも効果的です。施術者指導のもと、無理のない範囲で適切な運動を行います。具体的には、肩甲骨の運動や腕の振り子運動、ゴムチューブを使ったトレーニングなどがあります。
運動の種類 | 効果 | 注意点 |
---|---|---|
肩甲骨の運動 | 肩甲骨周囲の筋肉を柔軟にし、肩関節の動きをスムーズにする | 肩に痛みがある場合は無理に行わない |
腕の振り子運動 | 肩関節の可動域を広げる | 無理に腕を大きく振らない |
ゴムチューブを使ったトレーニング | 肩周りの筋肉を強化する | 適切な負荷で実施する |
6.2 整体院で改善を目指すメリット
整骨院で五十肩の治療を受けるメリットは、以下の通りです。
6.2.1 専門家による的確な診断
整体師が、患者さんの症状を丁寧に診て、適切な施術プランを提案します。五十肩の原因を特定し、症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供することで、根本改善を目指します。
6.2.2 痛みの緩和と可動域の改善
整体院での施術は、痛みを緩和するだけでなく、肩関節の可動域を改善することにも繋がります。日常生活での動作が楽になり、生活の質の向上に貢献します。
6.2.3 再発予防のアドバイス
整体院では、施術だけでなく、再発予防のためのセルフケア指導も行います。正しい姿勢やストレッチ、適切な運動方法などを学ぶことで、五十肩の再発を防ぎ、健康な状態を維持することができます。日常生活における注意点や、自宅でできる簡単なストレッチ、筋力トレーニング方法などをアドバイスします。
7. 五十肩の症状を和らげるセルフケア
五十肩の痛みや可動域制限を緩和するために、自宅でできるセルフケアをご紹介いたします。症状が強い場合は無理に行わず、専門家である整体院の先生に相談の上で行うようにしてください。
7.1 ストレッチ
五十肩の症状緩和には、肩関節周囲の筋肉を柔らかく保つことが重要です。痛みのない範囲で、無理なくゆっくりと行いましょう。
7.1.1 振り子運動
体を前かがみにし、リラックスした状態で腕を振り子のように前後に、左右に、そして円を描くように動かします。10回ずつを目安に行い、痛みが出た場合は中止してください。
7.1.2 タオルを使ったストレッチ
タオルの両端を持ち、背中に回し、上下に動かします。肩甲骨を動かすイメージで、肩に負担をかけすぎないように注意しましょう。
7.1.3 壁を使ったストレッチ
壁に手をつけ、徐々に上に滑らせていきます。痛みのない範囲で、無理なく行いましょう。
ストレッチの種類 | 回数 | 注意点 |
---|---|---|
振り子運動 | 前後、左右、円運動をそれぞれ10回ずつ | 痛みが出た場合は中止 |
タオルを使ったストレッチ | 10回程度 | 肩に負担をかけすぎない |
壁を使ったストレッチ | 10回程度 | 痛みのない範囲で行う |
7.2 温熱療法
温熱療法は、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。シャワーや入浴で温める、温湿布や蒸しタオルを使用するなど、様々な方法があります。
7.2.1 温湿布
市販の温湿布を患部に貼ることで、手軽に温熱療法を行うことができます。低温やけどに注意し、使用方法を守りましょう。
7.2.2 蒸しタオル
タオルを濡らし、電子レンジで温めて患部に当てます。やけどに注意し、適温で使用しましょう。
7.2.3 入浴
湯船に浸かることで、全身を温め、血行を促進することができます。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるのが効果的です。
7.3 適切な運動
五十肩の予防や改善には、適度な運動が重要です。ウォーキングや水泳など、肩に負担がかかりにくい運動を選びましょう。
7.3.1 ウォーキング
毎日30分程度のウォーキングは、全身の血行を促進し、肩関節周囲の筋肉の柔軟性を保つのに役立ちます。
7.3.2 水泳
水泳は、浮力によって肩関節への負担が軽減されるため、五十肩のリハビリにも適しています。
これらのセルフケアは、五十肩の症状緩和に役立ちますが、あくまで補助的なものです。症状が改善しない場合や悪化する場合は、速やかに整体院を受診しましょう。
8. 整体院選びのポイント
五十肩の症状改善のため、最適な整体院を選ぶことは非常に重要です。実績、施術内容、雰囲気、通いやすさなど様々な観点から比較検討し、ご自身に合った整体院を見つけましょう。
8.1 五十肩治療の実績
五十肩治療の経験が豊富な整体院を選ぶことは、効果的な治療を受ける上で重要なポイントです。ホームページや口コミサイトなどで症例数や治療実績、改善事例などを確認しましょう。具体的な数値や体験談が掲載されている整骨院は、信頼性の高い指標となります。
8.2 専門特化など
施術を受ける際は専門的な知識と技術を持ち、安心して施術を任せられるか院長や施術スタッフの経歴や専門分野なども確認しておくと、より安心です。
8.3 丁寧なカウンセリングと説明
初診時のカウンセリングや検査は非常に重要です。あなたの症状や生活習慣、既往歴などを丁寧にヒアリングし、しっかりと検査を行い、原因や症状の進行具合を明確に説明してくれる整骨院を選びましょう。治療方針や期間、費用についても事前に詳しく説明してくれるかどうかも大切なポイントです。疑問や不安があれば、遠慮なく質問し、納得した上で治療を開始しましょう。
8.4 通いやすい立地と雰囲気
自宅や職場から通いやすい立地にあることも、継続的な治療のために重要な要素です。駅近や駐車場の有無なども確認しておきましょう。また、院内の雰囲気も大切です。清潔感があり、リラックスできる空間かどうか、スタッフの対応は親切で丁寧かなどもチェックしましょう。気持ちよく通える整体院を選ぶことで、治療へのモチベーションも維持しやすくなります。
8.5 施術内容と料金体系
整体院によって施術内容は様々です。手技療法、電気療法、運動療法など、どのような施術を行っているかを確認し、ご自身の症状に合った施術を提供してくれる整体院を選びましょう。また、料金体系も事前に確認しておくことが大切です。施術料金だけでなく、初診料や再診料なども含め、総額でいくらかかるのかを明確にしておきましょう。
8.6 アフターケアや再発予防
施術後のアフターケアや再発予防の指導も重要なポイントです。自宅でできるストレッチや体操、日常生活での注意点などをアドバイスしてくれる整体院を選びましょう。再発を防ぎ、健康な状態を維持するためには、施術だけでなく、日々のセルフケアも大切です。
8.7 設備と衛生管理
清潔で衛生的な環境で施術を受けられることも重要です。院内の清潔さや設備の充実度も確認しておきましょう。施術に使用する器具やベッドなどの衛生管理が徹底されているかどうかも重要なポイントです。
8.8 その他
項目 | 詳細 |
---|---|
予約システム | Web予約や電話予約など、予約システムが整っているかを確認しましょう。待ち時間が少なくスムーズに通院できるかどうかも大切なポイントです。 |
診療時間 | 診療時間や休診日も確認し、ご自身のライフスタイルに合った整体院を選びましょう。平日夜遅くまで診療しているか、土曜日や日曜日に診療しているかなども確認しておくと便利です。 |
クレジットカード対応 | クレジットカードや電子マネーが利用できるかなども確認しておきましょう。キャッシュレス決済に対応している整体院は利便性が高いです。 |
9. よくある質問
五十肩の治療に関するよくある質問にお答えします。その他ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
9.1 どのくらいの頻度で通院すればいいですか?
五十肩の症状や治療の進み具合によって、適切な通院頻度は異なります。一般的には、症状が強い急性期は週に2~3回、痛みが落ち着いてきた慢性期は週に1~2回、回復期は月に1~2回程度の通院が目安となります。ただし、これはあくまでも目安であり、患者様一人ひとりの状態に合わせて最適な通院頻度を提案いたします。無理に通院を強制することはありませんのでご安心ください。
9.2 施術時間はどのくらいですか?
施術時間は、症状や施術内容によって異なりますが、初回は約90分、2回目以降は約60分程度です。初回はカウンセリングや検査に時間をかけ、患者様のお身体の状態をしっかりと把握した上で施術を行います。
9.3 どのような施術を受けられますか?
当院では、五十肩の症状に合わせて、様々な施術をご提供しています。主な施術は以下の通りです。
施術方法 | 内容 | 効果 |
---|---|---|
手技療法 | 施術者が、肩関節周囲の筋肉や関節の動きを調整する施術です。 | 痛みを緩和し、関節の動きをスムーズにします。 |
温熱療法 | ホットパックを用いて筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する施術です。 | 痛みや炎症を抑えます。 |
運動療法 | 患者様の状態に合わせたストレッチや体操を指導し、肩関節の柔軟性や筋力を向上させる施術です。 | 可動域を広げ、再発を予防します。 |
テーピング療法 | テーピングで患部を固定し、痛みを軽減したり、関節の動きをサポートする施術です。 | 痛みを軽減し、関節を保護します。 |
水素療法 | 高濃度水素吸引機を用いて血行を促進し、回復を早める施術です。 | 血行を促進し、筋肉の回復を早めます。 |
9.4 施術を受ける際の服装は?
施術を受ける際は、動きやすい服装が望ましいです。スカートやスーツなどでお越しの場合でもお着替えはしていただけます。
9.6 予約は必要ですか?
当院は完全予約制です。ご予約いただければ待ち時間なくスムーズにご案内できますので、お電話またはウェブサイトからご予約ください。
10. まとめ
五十肩は、40~50代に多く発症する肩関節の痛みと可動域制限を伴う疾患です。初期症状は腕を上げづらい、肩の痛みで夜も眠れない、服の着脱が困難など、日常生活に支障をきたすものがあります。進行すると、急性期には激痛と可動域制限が顕著になり、慢性期になると痛みは軽減するものの可動域制限が残ります。最終的には回復期に入り、徐々に可動域が改善していきます。
五十肩の原因は、加齢による組織の老化、肩関節周囲の炎症、運動不足、不良姿勢などが挙げられます。特に、デスクワーク中心で運動不足の女性は発症リスクが高いため注意が必要です。五十肩を放置すると、日常生活への支障が大きくなるだけでなく、痛みの慢性化や他の疾患のリスク増加にも繋がることがあります。
整体院では、五十肩の症状に合わせた適切な施術が行われます。手技療法、温熱療法、運動療法などを組み合わせ、痛みの緩和と可動域の改善を目指します。専門家による的確な診断とアドバイス、再発予防の指導も受けられるため、五十肩でお悩みの方は、整体院への相談がおすすめです。また、自宅ではストレッチや温熱療法、適切な運動などのセルフケアを行うことで、症状の改善をサポートできます。整体院を選ぶ際は、五十肩治療の実績、丁寧なカウンセリング、通いやすい立地などを考慮しましょう。お悩みの方は当院にてご相談ください。
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